Go!Go! Malaysia Report 2008/3

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2008年3月 GO!GO!MALAYSIA REPORT by Kaneko Page3




 ジャングルツーリング2日目 


3/23 DAY-5/ジャングルツーリング2日目 80㎞
 長い1日を昨日とした朝、9:00過ぎに起床・・・ベッドの上で少し体を伸ばして「幸せ~な自由時間」を味わってから起き上がると、さすがに体中痛い!特に背筋がひどい筋肉痛になっていた。まだ、子供達は寝ている。ランやサイフーはもうバイクの整備をしているらしい。シャワーを浴び朝食のために食堂に。ヤスはかなり膝が 痛いようだ。
 しかし!朝の風と光は最高に気持ちイイ。この朝の感じを味わってると、マレーシアっていいな、と思う。今日は、ヤスと棚さんはサイフーがジープで病院に。僕達は予定のトレッキングルートをカットしてイージなツーリングでクアンタンに戻り、チェックインするホテルでヤスと棚さんと待ち合わせとしました。

 走りだすと、あふれる光と緑の風に包まれる感覚がして、昨日の疲れが溶けて行くようです。 通常より3~40㎞をカットしてのルートですが変化に富んだ風景で楽しめました。山の斜面を舗装したまるでジェットコースターのような(雨では車登れそうもない、勾配20%はありそうな急斜面を登る時は空に向かって、下りなる瞬間は空中に放り出される感覚で、ここだけでも面白かったです)上下を繰り返す舗装路や 工業団地を抜け、大きなパーム椰子の林を走り、防火帯を抜けてと、オフツーリングとしても楽しめるものでした。予定の通りに、クアンタンのサイフーのショップに15:00に到着。服を着替え、市川さんの車でホテルに向かいます。


 そして朝、子供が来て朝飯だよーって起こしに来てくれて動こうとしたが身体が思うように動かない、芋虫のように這いつくばってやっと立つことが出来た。佐藤さんも負傷した足が痛くて起きれないと言い、二人に支えられながら朝飯に向かう。
 食事中に佐藤さんは足が痛いから今日はバイクに乗ることは出来ないと言い棚さんもアバラの辺が痛むので無理との事。(二人は車で病院へ) 2人リタイヤで寂しかったがしょうがない・・・実は俺も足の指がかなり痛かったのでこの時にリタイヤをしようと思ってました・・・・ しかし今日のコースはパーム畑や開拓地のイージーダートで60km程で3時間程度の走行と言う事なのでとりあえず行く事にした。 11:00に出発と言う事でとりあえず部屋に戻り、雑談と子供達と遊んでから宿泊先を後にした。

 その日のダートはやはりイージーコースで(と言ってもそれなりに危険)スピードも控えめに走行し軽く流す感じで走行した、殆んど休憩する事やトラブルも無かったのでほぼ予定通りの3時頃にサイフーさんショップに到着した。到着した時にやっと本当の意味で安心感がありました。その後、着替えを済まし日本人メンバーの宿泊先に向かった。

 宿泊先に到着後、しばらくすると杖を使って歩いて来る佐藤さんと、脇腹を負傷した棚さんが到着。やはり佐藤さんは、打撲、棚さんはアバラにヒビが入っていた。俺はKLに戻らないといけなかったので、みんなで早めの夕食後とコーヒーショップで話をしてから日本人メンバーとさよならをした。今回参加したジャングル走行イベントは、ここ数年考えてもないぐらい、予想を遥かに超えた過酷なものだったが、凄く楽しかった!また、良い出会いを経験できました。今回一緒に行った、参加者とスタッフの方達を含め感謝の気持ちで一杯です。
(市川)

 
 棚さんとヤスが病院から戻って来ました。その市民病院もホテルの裏にあり、歩いていけますし、日曜日も診察しています。棚さんは肋骨を骨折、ヤスは捻挫&打撲のようです。オフローダーでは良くある怪我の内に入らないものですが、笑ったりすると痛い肋骨は2週間程度は辛いものです。骨折では肋骨・尾てい骨は放っておくしかないのですが、棚さん怪我慣れしていないので経験での経過の様子を話してあげました。レントゲン写真を貰ってきて、いいお土産です。ヤスは朝ヒザが動かん、との事で多分血が溜まってるのでしょう。抜いちゃえば早く楽になるのですが・・・・

 ホテルでシャワーを浴び、隣のショッピングモール「メガモール」へ。マレーシアに来ると安いのでよく作るメガネ屋さんに、棚さんが新作で僕はレンズ(キズだらけになっていてた)の交換を頼み、海南チキンライスとミ・スープで遅い昼食を取り、スターバックスでコーヒーを飲みながらマッタリと雑談。こんな時間の過ごし方も、いいものですね!やがて、名残惜しいのですが市川さんのKLに戻る時間になり、再会を固く誓って別れました。
 夕方、サイフー達が迎えに来て夕食に。ツーリングの終わった後のメンバーとの食事会のまた楽しいものですが、明日の早朝にホテルを出るので今晩が一緒に過ごす最後の夜で少し寂しい気もします。レストランはどこにする?と聞かれ、「パク・スー」という海岸線の有名な海鮮レストランにしました。クアンタンに滞在すると毎回1回は行きますがムスリムもOKでかなり美味しく、王族の方も見えます。(相応にお高いですが・・・)ビーチサイドの席で潮騒を聞きながらの夕食です。  

 食事を終える頃、タンさんから電話。「金子どこ?」「パク・スーだよ」「お~今すぐ近くのレストランにいるよ!」との事で、ラン・ファジー・アィエイと別れ、サイフーと一緒に、そのレストランに向かうのです。数百メーターほどチェラティン方向に北上した所にある店でした。タンさんと奥さんと友人達の大歓迎を受けました。また、タンさんの友人の中国系&漢方のお医者さんに健康診断をしてもらったり・・・それが良く当たるんだ!! そして、お茶のお土産まで全員貰ってお別れしました「再見!」

 ホテルに戻り、サイフーと清算。僕達は昨年の6月から物のやり取りだけで清算してなかったので、今回のツアー代含めバランスして、僕がリンギットを預ける形で終了。相殺なのでお互い換金の損がないので良いのです。まだ、パッキングしてなかったのですが、パッキングが終わった小久保君とサイフーを家まで送って行くことになり、隣で荷物全開の北海道組に声を掛け出かけました。 戻った時刻は・・1:30、しかし隣の部屋の荷物は、そのままでした。明日は5:00には起きないといけないのに。。。。ヤスに構ってても仕方ないので、僕もさっさとパッキングして寝ることにしました。明日はクアラルンプールでマレーシア最後の夜となります。
(クアンタン市内/MSガーデンホテル泊)

[マレーシア6日目]


3/24 DAY-6/クアラルンプール観光
 まだ夜の帳の中、ホテルをチェックアウト。時刻は5:45です。今日はKLに空路移動、市内観光でいよいよツアーも終盤と なりました。僕の運転の車とタクシーに分乗して空港に向かいます。結構飛ばすタクシーで15分ほどで空港に到着。借りた車は駐車場に置いて、鍵は何時もの仲間のレンターカー会社のポストに。チェックインはサイフー友人が居るファーストの窓口です。彼には 北海道組みの国内線の日付け変更と帰国便の予約を変えて貰いました。北海道組の帰国便は取れなかったので26日になっていたのです。国際線の発券はKLIAのチェケットカウンターでとなりましたが、変更できる?にちょっと疑問でしたが、まあ出来ればしめたものです。

 6:55離陸、飛び立つと朝焼けで夜が明けて行きます。約30分少々という感じでKLIAに到着。ファースト扱いの荷物のタグを付けてもらっていたのですぐ出てきます。2手に別れ、僕は大きな荷物を預けに、北海道組はチケットカウンターで発券をして貰う事にしました。迎えも少々遅れるので、ちょうど良い時間かなと思い荷物を預け、カウンターに行ってみるとラチ明かない様子で。購入がANAであるから(コードシュア便)MASで名前が入っても予約日の移動はロックがかかって出来ない。上の階の「ANAのオフィスに行け」との事でした。で、すぐに上がってフロア全部探すけどありません!到着日もそうだし、まったくMASは!!窓口に戻り「あんた上にANAあるって言ったね、ないよ!どこにある?日本のエアラインはJALしかないよ?理解して案内したのか?・・・俺達は時間が限られているんだよ、わかってる!?」(英語)と言ったら、インド系の彼女の目は泳いでいた。ヤスも「怒!的言い方」にびっくりしてたけど、足の痛いヤス含め、貴重な時間をロスしたことに、怒らずにはいられませんでした。「いいよ!自分でANAのKLオフィスに電話するから、番号ここに書いて!」と言ってカウンターを後に、お迎えの車に向かいました。

 アズランに手配を頼んでおいたので、車はBMW!最初に「新行政府のプトラジャヤ」に行って貰います。車中からANAに 電話したら、日本語できる人はおらず、英語で確認したら、やはりその航空券は変更不可でした。旅の途中で何かあると、一番エネルギーを費やすのはこうゆう事ですね。マレーシアにずっと来てるので、ずいぶん鍛えられましたが。ホテルも予約のままでキャンセルいらない、とクアンタンに電話して、さてKLを楽しみましょう(北海道組みの荷物もすべて1泊で預けてるのを明日どうにかしなきゃ)  

 KL市内行き遅い朝食、ロータスレストランという24時間のインドレストラン。観光客も多いようでウエイターがよく面倒を見てくれます。アズランと夜中にご飯食べに来た記憶にある、割と外国人向け?と思われるレストランです。僕は好きなロティ・チャナイです。椰子の実のシュースを日本人には試して貰います。その後、名所を車で廻ってKLタワーに上り、13:00にホテルにチェックイン。

 昼寝&水泳&自由時間として17:00まで自由時間にしましたが、棚さんと小久保君はエアコンの効いた部屋で昼寝。僕とヤスはプールで泳ぎ、やはりプールサイドで爆睡です。腹が日焼けてしまった・・

 夕方スコールが来て涼しくなりました。18:00過ぎにチャイナタウンに徒歩で向かいます。mixiで知り合ったYeeさんと会って食事をするのです。
 セントラルマーケット前でYeeさんと落ち合って、マーケット内を一回り・・・皆お土産買う気なし!その後、チャイナタウンに移動で夕食にします。スチームボードとクレイポットチキンライスです。Yeeさん日本語出来ますが、日本語だけだと詰まるらしく、英語(流暢)とチャンポンで話します。2週間前に店(僕の)で会って、いまマレーシアで会ってるのは「面白いね~~」と。

 彼女は明日ラオスに、僕達は日本に向かうのです。ジャングルの話などして、彼女は朝早い便なので夕食後別れて、僕達は夜店街を冷やかして、パチ物Gショックを3個まとめて安く買い(1個あたり20RM=¥700円)、その後ホテル近くのジャラン・アローでドリアンを試食したり、アイスカチャンを食べたり。。と、最後の(栃木組にとって)夜は過ぎていくのです。
(クアラルンプール市内/ラディウス インターナショナル ホテル泊)


[マレーシア7日目]


3/25 DAY-7/帰国
 朝食を摂ったあと、空港への予約したミニバンで全員で移動します。僕達の荷物を受け取り、北海道組の荷物の保管延長。 チェックインや出国方法をレクチャーして、お茶を飲んで、帰国日程の違う北海道組みはKLエクスプレスで市内に戻り(モノレールでKLCCや水族館に行ったそうです)僕達は出国、機上の人になったのです。成田には19:30到着です。

 小久保君はジャングルの印象が強く「タマネン・ネガラ日帰りツーリング」の記憶が薄くなってしまったとか。でも、とても楽しかったので、また「来ます」と言っていました。ヤスも僕と同じで沖縄を好きになるタイプだから、マレーシアに嵌ったようです。棚さんは練習してマレーのジャングルにリベンジするそうです。そして、初の現地ツアー参加の駐在員の市川さん・・来年あたり、マレーシアのEDのリザルトに名前が出たりしてるのではないでしょうか?10年を経て、新生GO!GO!MALAYISIAはこうして終了しました。

 こんな経験は、これでしか出来ないでしょう?バイクでマレーを走るなら可能ですが、ジャングルは現地のサポートないと無理だし、現地の人と直接触れ合って、友情を感じたりして過ごすなどは、ツアーでも個人旅行でも無理だしね。120人以上をマレーシアに連れてきて、多くのマレーシアファンを作った企画で10年以上もの長さに渡り(いろんなこと考えると奇跡だよ~)継続しています。
 将来も今回のKISDライダー達を見てると、僕達の子供の世代まで続くかな?と思えました。僕は、10年後?おじさん達を連れて「バイクで半島1周マレーシア体験ツーリング」とかやってるかな?だって、60歳近くなってジャングルアタックは(今回のようなハードコアは)無理でしょう~(笑)


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