マレーシアの魅力
「マレーシア!」
とても魅力的な国で、親日家の多い国で古の昔よりヨーロッパと東アジアの貿易の要所として栄え、多彩な文化と民族の生活があります。また、老若男女問わずオートバイ、モータースポーツが大好きな人達です。それは、ご存知のように国営企業のペトロナスがスポンサードしてF1を走らせ、国際空港内にサーキットを造り、F1や二輪の世界GPを開催することにも現れていると思います。そんなお国柄なので、バイクでカンポン(村)を走り抜けるときには子供達が手を伸ばしてタッチを求めてきたり、食堂に入ると「MXか?どこから来た?」と声を掛けられます。ライダーとして旅人として「素適に熱い国、マレーシア」に出会いに行きませんか?
What's Malaysia?
日本から約6,500km、赤道直下で東南アジアの中心に位置する半島マレーシアは、ユーラシア大陸の最南端です。少数民族とオランウータンで有名なボルネオ島の約半分と合わせ、338,800k㎡と日本の国土の90%程の広さに約25,000,000人(日本の人口の16%)の人々が生活する国です。
多民族国家のマレーシアは、マレー系・中国系・インド系、そして多数の部族に分けられる先住民族で構成されるマルチカルチャーな国家です。それもまた大きな魅力となっています。また、国土の60%を占める熱帯雨林、魅惑の島々、首都クアラルンプール(KL)とその周辺の近代的で美しい公園のような街。のんびりするのに最適な地方都市。多くのリゾートがある海岸線と、過ごしやすい気候のハイランド等変化に富んだ国です。
気候
熱帯雨林気候
平均気温:摂氏26~27度
最低気温:摂氏約21度
最高気温:摂氏約355度
年間降雨量:2,000~2,500mm(乾季・雨季あり)
半島の東海岸は11月~2月が雨季でスコールがあるが、1日中降ることはまれである。
服装は日本の夏の用意に、利き過ぎている室内や車内の冷房対策に羽織るものがあると良い。
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宗教
マレーシアの国教はイスラム教です。それ程厳しくはありませんが、モラルの基本であり、マレー系マレー人の生活習慣はそこに根ざしています。中国系、インド系の中にも信仰している人達がいます。アラビア的な名前を持つ(姓が無く、父親の名前を自分の名前の後につけて呼びます)人達です。中国系はキリスト教を信仰する人が多く、仏教徒、道教徒もいます。インド系はヒンドゥー教を信仰する人達が多いようです。宗教によりタブーも、食生活を初めとする生活習慣も違います。
言語
多くの言葉がマレーシアでは使われています。国語は「マレー語」です。インドネシア・ブルネイと同じ言葉で、マレー系の民族の言葉です。他のアジアの国と同様に英語の喋れる人は多いです。イギリスのコモンウェルスであったことも関係しています。また、中国系の人たちは家庭では自分達の出身地の言葉を使い、共通語の北京語は小学校で勉強します。広東系の人が多いので華人の人達は広東語で話していることが多いようです。インド系の多くはタミル語を使っているよ
うですが、英語で会話している場面が多いようです。日本語の出来る人も多いので、日本人同士でも気を使って話したほうが良いでしょう。
日本語 |
マレー語 |
発音 |
おはよう |
Selamat pagi. |
スラマッ パギ |
こんにちは |
Selamat petang. |
スラマッ プタン |
こんばんは |
Selamat malam. |
スラマッ マラム |
さようなら |
Selamat tinggal. |
スラマッ ティンガル |
お元気ですか |
Apa khabar? |
アパ カバー |
また会いましょう |
Jumpa lagi. |
ジュンパ ラギ |
交通事情(運転は左側通行です)
東南アジア的というか・・例えば深夜便で首都のクアラルンプール(KL)に着くと、とても電飾等で綺麗な公園の様な通りと、空いているハイウェイに感動しますが、一夜明けるとビックリ!の交通状態です。アジア的な渋滞&交通マナーと迷路のようなKL市内。ツーリングは郊外や地方都市の交通量の少ない気分のいい場所からスタートです。日本と同じ左側通行なので慣れるのに多くの時間は必要なく、走り始めると外国を走っている実感と開放感を得られることでしょう。「GO!GO!マレーシア」のジャングルツ-リングのスタ-トは「クアンタン」という地方都市ですぐにジャングルに入ることが出来る設定です。オプションで予定のカブのツーリングも危険な街道筋は避け、市内名所と郊外の自然溢れる観光スポットを走るので安心して楽しめます。
物価
日本の1/3くらいで、食べ物が安いです。観光客相手の商売は日本のそれの比ではないくらいのボッタクリ(アジアは!)ですが、普通の買い物は「安い!」
と思うでしょう。コカコ-ラが40円位、残念ながらビールは高く日本並みです。屋台なら腹一杯食べ倒しても1食500円位です。インド系は相対的に安く中華は高めですが、贅沢な中華のコースや海鮮料理を食べても一人2,000円位です。お土産探しにスーパーマーケットを覗いたり、パサールと呼ばれる市も楽しいです。物価水準は、おおよそ日本の約1/3だと考えれば間違いないと思います。
両替
通貨単位はマレーシアリンギ(RM)、RM1=約30~35円(2009年現在)。レ-トはアジア不況の後遺症の為に安値で安定しています。1997年の3月に初めてツ-リングしたときは、
1万円=RM220。現在は1万円=RM300くらいです。つまりRM1=33円位です。リンギットは普通の日本国内銀行での両替は不可能です。日本円か
らマレーシアドル(リンギット)への両替は空港内や大きなショッピングモールや街角にある両替商で可能です。僕も両替できます。帰国時に経費の清算をする
場合、RMと日本円の両方で致しますのでご利用下さい。
=為替情報はこちらをクリック(YAHOO!為替情報)=
水
飲料水にはミネラルウォーター。水道から出る水は日本人には飲めません。基本はミネラルウォーターです。(ただ僕は未だ飲食物が原因のゲリはしたことはありません。実際川で泳いで川の水を飲み、田舎の売店のかき氷や氷入りジュ-ス(ビニ-ル袋に入れてくれる)を飲んでいても平気でした。睡眠不足、緊張感、気温差、ホテルの冷房などが原因でちょっと体調を崩しやすいので旅行中は自己管理は必要でしょう。
また本物のジュース(果物から搾る)も良く街角で 売っていて、日本の喫茶店の値段の10分の1位で飲めます。水分補給には良いものです。
治安
マレーシアでは生命にかかわるような犯罪は少ないですが、大都市(KLの繁華街やダウンタウン)ではスリやひったくり、詐欺事件が多発しています。人込みや、日本語で気軽に声をかけてくる人には注意が必要です。早朝や深夜の単独の外出は避けたほうがよさそうです。また、マレーシアでは麻薬の所持が見つかった場合、マレーシア人・外国人にかかわらず死刑が適用されます。麻薬が隠されていたりする可能性もありますので、見知らぬ人からの荷物を預かるのも絶対に避けましょう。地方都市のクアンタンは日本の街より安心できる、非常に治安の良い街です。
マレーシアでは中国系を除き、トイレットペーパーを使用しないで水で洗い流します。そのため地元に人々中心のトイレには紙が置いてないことが多いので、旅行者はポケットティッシュを必ず持ち歩き、出来るだけホテルやショッピングセンターの水洗トイレを使う方が安心できます。ただし、ホテル以外は有料トイレ
が多く20~50senのチップが必要となります。(衛生面や治安を考えると払っても損は無いです!)小額のコインはトイレや公衆電話を使う為に多めに
持っていると良いですよ。
マレー語>>TANDAS(タンダス)
広東語>>廁所
英語>>TOILET (マレーシアで通用)