XR250R 91 AUS 製作記


僕の今のXR250R

 '93 オーストラリア仕様

旧HPで以前に紹介したME06&ME08はすでに手放してしまったのですが、ここのトコ非常に状態の良い(1台は新車同様)の中古車を店頭に置くことが出来たので、またXR(ME06)を手元に置くことにしました。(2004年)
もう「ME06」は程度の良いものがなく、なかなかお客様のご希望に添えないのですが、入るときにはこんなこともあるんですね。そのXRを見ていたらやはり自分用が欲しくなりました。スイングアームも赤のポリタンも、もう手に入らないようなレトロなバイクとなりつつありますが、やはり林道では楽しい。また街乗りでウィリーして遊ぶのには最適ですから。

このマシンは某オークションで6万円台スタートだった物です。程度は一般的に云って良くはないようでしたが、街乗り&ツーリングなどに使われていたようで(走行3万km)アンダーガード付きなのでフレームはいいだろと判断して、できるなら8万以下で入手したかった物です(素材ですから・・・)。結局、福島のXR乗りの方と競合して\82,000で落札しました。横浜までの引き取りと消費税を取る業者さんなので総額\95,000位でした。


今回の仕上げでは以前から好きなXRカラーにすることにしました。
過去に新車で降ろした'94USAや他のマシンでも外装をオレンジにしてましたが(XR(ME06)とKDX200R・SRはどうしても身近にないとダメで、販売してしまうとまた探して乗るのですが・・・丁度良いバイクなんですねきっと)、フレーム塗装をお願いするのでどうせならとフレームからオレンジで'84カラーで仕上げることにしました。
僕にとって憧れのXRは'85・'86のXR350Rなのです。XR・無限・アルベーカーというXRが一番輝いていた時だと思うからです。また当時の逆輸入車は手の出ない高額なマシン(国産XLRの3倍の価格)でした。多分スタイルだけではなく性能も良かったと思うのです。それは実際には乗ったことはありませんので雑誌などからの思い込みでしたが。同年式のXR250(ツインキャブ)はスタイルも特性も好きではなかったので、やはりKN5のXR350なのです。10年くらいまえはタンクもシートも外装も普通に手に入った物で簡単にレプリカがつくれたのですが・・・


XR350R


フレームは凹み等なしの良い状態でした。ME06のフレームは剛性が高くないので強いストレスを受けた物は明らかにフニャとなっている物が多いのです。EDレースで苛酷なコースを走っていた物は避けたほうがいいでしょう。ただフレームエンドにサビが出てかなり荒れていました。


またこれはオーストラリア仕様(何台もXRに乗りましたが初めてのオーストラリアモデルです)でステアリングロックがついているので、そこから水が入りステムシャフトのサビやロアーステムベアリングのグリス劣化を招くのでコーテイングしてしまいました。



外装は・・・昨年末はカウル単体で入ってきたライトカウルが販売中止。
古い白く変色した物をあぶって艶を出し装着。タンクはオレンジタンクがないので(前はゴロ
ゴロしてたのに・・・)オークションで\6,000で落札。その他は新品を。しかしFフェンダー等は微妙に色が違い本来オレンジよりなのに赤が多い調色になっていました。
実はアメリカに残っていた'85XR350と同型のデュアルキャブXR600の最終型のタンクを入手しました。シートベースを持ってるので、よそ行き用に取っておくつもりです。フォークブーツ・シートレザー・テールバックは入手可能です。(2004年時点)



エンジンはとりあえずリビルトしてあったXRのノーマルエンジン。ちょっとパンチ不足。このエンジンか最初に積まれていたエンジンをベースに「イイ感じ」のチューニングエンジンを載せるつもり。誰が乗っても「いい~~」と思える快感フィールに(組み上げや加工に手間かけて・・・というエンジンを作って載せたいですね、パワー重視ではなくね。



メーターは当時のオプションのXRメーターと呼ばれたデジタルです。機能は'02までのXR250(MD30)と同じですが乾電池式で内部照明はありません。これをガードするXR’s onlyのパイプガードを持ってるのですがハンドガードと干渉して付かないのが惜しい所です。



ハンドルは以前ほど、手前曲がりが好きではなくなったのでゼーターもmidを10mmカットして、グリップはCR用、クラッチはアジャスターが大きくなった’04CR用です。
(現在はCRF250R用のレンサルを使います)



シャークフィンは金属加工業のお客さんの製作です。
RタイヤはミシュランのAC10を入れてみました。これからのオフローダーの定番タイヤになると思います。ホイールはエクセルの入った物をそのまま前後使いました。
(現在はF D/L D745 R IRC VE33 という組み合わせです) 



RスプロケはDRCのタイプ2(鉄製)。強度・重量・価格からアファームのタイプ2をお勧めしますが、今回は耐久性重視と黒で地味だから・・・
アファーム同様ME06に使うのにはボルトの交換が必要です。47Tを選んでます。ノーマルでも、ましてボアアップ車輌では45~46Tがオールラウンドに良いのですが、体重があるのと廻して乗るほうなので47Tです。XRはレースで46~51Tまで試しましたがレースでは48T、林道を含めたSSがある場合は47T、ツーリングをするなら45Tというのが良いようです。



マフラーはベース車にいい加減な物がついてきたのでメガロイを譲ってもらいました。騒しい
ですが単純なメガフォンの廻り方は好きです。しかし、このバイクにはノーマルの方が似合うので探しています。(現在は貴重な!XR’s onlyのステンレスを付けています)



テールは当店のオリジナルのXRタイプLEDテールです。
ナンバーベースはプラスチック製の物で写真のアルミ藤壺(各色あり)付きで\980で販売しています。このナンバーベースは弾力性があり、転倒等で曲がったナンバープレートをある程度まで戻してくれる優れものです。



この型のXRの「佇まい」は自然でイイと思うのは僕だけでしょうか?
現在は08ヘッド XR’s onlyのステンレスマフラー モトパワーエキ
パイ ホワイトパワーRサスになってます。 次回モデファイはKLX3
00改か600が仕上がったときに、軽量06を目指して改良します。

      2007/7/15

 
 


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