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2009年10月 GO!GO!MALAYSIA REPORT by Kaneko Page1 

GPを観戦と併せて、ON&OFFツーリングを盛り込んだのが
今回のGO!GO!マレーシアです


22日 出国 成田〜KLIA  JAL基本   マレーシア航空選択可 国際線で移動
23日 ロードツーリング KL〜ベントン〜フレーザース・ヒル       160Km
24日 ロードツーリング フレーザース・ヒル〜KL 130q  セランゴール河蛍鑑賞ドライブ150q
25日 GP観戦/移動 セパンF1サーキット 夕食会 KLIA〜KUANTAN国内線で移動
26日 ジャングルツーリング アンタン〜スンガイ・レンビン〜ガンバン オフツーリング180q
27日 自由行動/移動 クアンタンを車またはバイクで自由行動 夕方空路KLIA〜帰国便
28日 帰国 朝7:00 成田到着
 GO!GO!マレーシアspl.
 今回のGO!GO!は

 今年は2月昨年の同窓会メンバーの再会とリピ-ターの大阪の沖田さんが参加され、さらに北海道の女性ライダー田嶋さんに、マレーシアの旅人として有名な日本人女性とKL在住で日系企業にお勤めの華人の女性、3人の素敵な女性が参加という華やかで賑やかなツアーを行いました。6月には僕の出張に併せたハネムーンツアーを実行しています。
 さらに、今年は3年ぶりに「MOTO-GP」に絡めたツアーを企画して、また政府観光局にお願いしての取材記者同行ツアー*となりました。それぞれ「定番」のツアーとは違いますが、マレーシアを楽しむ&バイクや車でツーリングという企画は随時可能です。  


*2009年11月24日発売「ダートスポーツ誌」掲載

 提携先の旅行社がマレーシアのみならずMOTO-GPの観戦ツアーの大御所なので、基本はこのツアーで、勝手ながらアレンジさせて頂くという形になりました。おかげで、マレーシア・クアラルンプールの六本木、または銀座と言えるブキッ・ビンタンの5星ホテルの滞在とサーキットの往復など非常にリズナーブルな予算で賄えました。
  

 
ベースにさせて頂いたイースタートラベル社のツアー日程
   10月22日(木)〜26日(月)


 ■スケジュール
 22日(木) 日本〜マレーシア クアラルンプール移動
 23日(金) 練習走行観戦
 24日(土) 予選観戦
 25日(日) 決勝観戦 夜便にて帰国
 26日(月) 早朝成田着

 ■旅行代金に含まれるもの
 クアラルンプールJAL往復エコノミークラス往復航空券代金
 2名様1室利用3泊分宿泊費 /毎朝食代
 決勝日の空港近くのレストランでの夕食(お飲み物別)
 グランドスタンド席GP観戦券
 空港⇔ホテル間の専用バスによる往復送迎
 ホテル⇔サーキット間の専用車による往復送迎

 ■インフォメーション
 超高級ホテル!グランドミレニアムクアラルンプール宿泊!
 GP参戦日本人ライダーとお食事会!
 参加記念グッツの配布等各種特典あり!

 ■料金
 ¥118,000
      

 非常にお得だと思います。モテギや鈴鹿に観戦に行きホテルに滞在するより、安く上がる観戦ツアーです。

今回の僕たちのように、アレンジや滞在延長、各種オプションツアーにも応えてくれます。


 マレーシアへ!!
 10/22 JAL&MAS(マレーシア航空)

 基本ツアーはイースタートラベル社指定のJALです。僕と林さんはJALで行きます。成田発11:30>KLIA着17:50
 空港にはイースター社の佐藤社長と中国系のジョさんというガイドさんがお出迎え。ツアー参加者が揃うまでに、海外専用電話用に、新SIMカード100RM分購入。国内の3Gの携帯電話を持ち出して使うより、電波の状態良いし料金も格安です。(約1/30位の通話料=softbankと比較、もちろん日本へも発信可能です)
 
 ジョさんのマレーシアとKLの案内を聴きながら、専用バスで市内のホテルまで行きます。ジョさんは例年添乗しているようで、常連の参加者の皆さんとも顔なじみのようです。夕方の混んでいる時間ですが1時間少々で到着。いや〜いいホテルです。チェックイン後に林さんと歩いて行けるジャラン・アローの屋台通りで夕食にします。もちろん名物のチキン・ウイング(手羽先)は食べました。
 
 後続組みというかマレーシア航空組みは、GO!GO!リピーターの門沢さん、エリカちゃん、DS誌の稲垣さんの3名です。成田発13:30でコタ・キナバル(西マレーシア・ボルネオ島)で1ストップという運行スケジュールで 、KLIA着は22:00となります。昨年以来間引き運行などあり、これでイースタートラベル社も今年はJALを利用することになったのです。以前は10:30と13:30の1日2便、帰国にも朝便と深夜便の2便があり非常に便利だったのです。空港にはザイディさんにお迎えを頼み24:15ホテルに3名無事到着。

海鮮や中華が多いです

深夜12時を廻ってもにぎわってます

値段はやや高めの観光客向け

初マレーシアの林さん、ドリアン売りの前で


 ロードツーリングDay1

 10/23  KL〜BENTONG〜Bukit Fraser(Fraser's hill)

 KL(クアラルンプール)を基点に1泊ツーリング、と考えた時に「マラッカ」か高原地帯を考えました。KLから近く、清涼な高原であり、 またマレーシアの歴史を知ることが出来るフレーザス・ヒルにしました。  
 
 ホテルからタクシーで郊外の、有名なインド寺院のあるバツゥ・ケイブ地区まで移動し、そこからスタートです。朝のKLの市内をバイクで(初めての方の集団で)走行は難しいので(危険でもあります)、安全な方法です。
 スタート地点には、クアンタンからサイフーが来ています。彼が先導して僕が最後尾を走るのです。

ホテルを見上げると

ホテルマンの興味はヘルメット?!

朝のジャラン・ブキッ・ビンタン(星の丘通り:和訳)

タクシーの中から

    快晴の空の下、ツーリングに出発!!
バイクに乗って、マレーシアの日差しの中を走り出すのは、何回経験しても幸せです!

マシンは110〜125ccの現地では普通のバイク、しかしこれが観光ツーリングには最高!
ノークラの4速でイージーライド。80〜100km/hの巡航も、2人乗りも可能で、コーナーリングも結構イイです。高速道路も走行可能で最高速は車種にもよりますが、120〜130q/hほど出ます。
 
また、国内どこでも故障しても、そこかしこに修理対応可能なバイク屋さんがあります。
(実は、これが一番重要です。マレーシアはバイク社会ですが、大排気量バイクは輸入車なので市中のバイク屋では対応できないのです。また、一般的なので盗難の心配もなく、街角でも安心して停めて置けます)
 
 スタートして、ヒンドゥーの奇祭り「タイプーサム」で有名なバツゥ・ケイブの前を通り、ハイウェイでガソリン(ちなみにマレーシアはイギリス英語圏なのでペトロールまたはペトロです) を補給してから半島横断をする高速道路へ。
 マレーシアではバイクは高速道路が無料で走行できます。料金所の脇に専用の迂回路があり、毎回通る時にチョット気分が良いのです。KLを出ると登りが続きます、登りきったゲンティ・ハイランドの入り口を過ぎて、少し先で高速道路を外れハイウェイより古い旧国道に入ります。1970年代まではメインルートだったそうです。
 
 渓流沿いのワイディングロードで交通通量も少なくツーリング気分も盛り上がります。マレーシア最大の州のパハン州に入ります。ベントンという町から北上してフレーザス・ヒルを目指すのですが、ベントンにあるという「温泉」を見学して、ベントンの町で食事とガソリン補給、そして名物のアイスクリーム屋に寄るのです。

ガソリン補給、セルフです

ハイウエイ

高速道路

料金所のバイク専用レーン

旧国道


ベントンの町
 
 ベントンの温泉は、そこに行くと言ったら「なぜそんな、マレー人でも知らないとこを日本人が知ってるの?」というほどマイナーなとこですが、火山、地震のない国に温泉が湧いてることが「温泉=火山帯」と刷り込まれている日本人には不思議です。*太古の水が地中に取り込まれた深層地下水型、地熱や圧力で加熱されるらしい
 
 Yeeさんから、「行ったことあるけど、リゾートでも何でもなく、手入れされてないから良くないよ。私は入ろうとは思わない」といわれていたのです。想像ほど荒廃はしてませんが、入浴用プールの内壁には、藻が生えていて、ちょっと遠慮しますという感じです。源泉は45度程度はありそうな綺麗な湧泉です。ここを岩作りの日本風の露天風呂にしたらいいのに、と思いました。
 いまひとつ清潔感のないプールには昼間から、仕事をサボって?いるドライバーの叔父さんたちが入浴していて、盛んに「入れと」勧めてくれます。(反対側から「日本人!はいろう」のコール(笑)

源泉、結構いい温度

仕事は?叔父さん達?

公園のようになっています

ここに立ち寄る日本人は少ないでしょう

 ベントンの町へ向かう途中で、滝があるという情報で少し山道に入ります。バイクで行けるまで登ると、綺麗な渓流がありました。クアンタンに行かないで帰国する林さんは、川で泳ぐことはないので水浴びを薦めます。僕と林さんは半ズボンで、流されたりみたり小さな魚と遊んだり。サイフーは冷たくて入る気しないといいますが、日本人には快適な温度です。エリカちゃんはスソを捲くって入っていましたが、滑って水没!濡れたGパンをバイクに縛って走ることとなりました。
マレーシアでの水遊びはお勧めです!

綺麗な渓流です、マレーシアは年中水遊びできます

この後エリカちゃんも水浴び!

 ベントンの町は、程よい大きさの町です。街道筋にあるマレーシアの「町」で決して「街」ではない感じ。金曜日だったので、学校から生徒が退ける時間であり、職場から自宅へ戻る車で混んでいました。マレー系の人達は金曜日の午後は、モスク(Masjid)に行って礼拝するのです。

小/中学校の制服は水色です

看板は「アイスクリーム屋:和訳」

アイスクリームはハンドメイドらしい

アイス載せのA.B.C(カキ氷)

食事はスープ麺

ベントンの町
 
■MAP:半島マレーシア KLの右側(東側)に山脈があり、そこが高原地帯です。拡大>地図で探してみてください。

大きな地図で見る
 
 ベントンから国道8号をクアラ・リピス方面へ向かいます。途中、スコールでバス停で15分休憩。ラウブ手前からフレーザス・ヒル方面へ。 日本よくある県道の峠越え、という感じのワインディングロードの登りが続きます。
 
 フレーザス・ヒルへ分岐して、8q区間は狭いので交互通行です。次のゲートオープンまで15分ほど時間があったので休憩。ゲートそばにある店でピサン・ゴレンとミロにしました。ピサン・ゴレン10個ほどで2RM(約60円)です。バナナもいろいろ種類があり、写真緑の物は加熱調理用です。ゲートが開き、登り始めると、さすがに1000mを超えると涼しくて、高原地帯を走ってる実感があります。また、対向車の心配がないので快適です。時々ステップを擦りながらタイトコーナーを攻めたりします。

ピサン・ゴレン(バナナフライ:和訳)

約8qが上下、時間制交互通行の案内看板

確かに狭い道です

フレーザス・ヒルに到着
 
 フレーザース・ヒルは、純粋に避暑地としてあり、カジノやアミューズメント 野菜栽培のゲンティン・ハイランドやお茶の栽培地であるキャメロン・ハイランドなどと違い、休息やトレッキング、自然観察にはいい場所です。KLから近いので、また来たい!と思いました。フレーザース・ヒルで宿泊場所のハイ・パイン・バンガローは少々捜しました。訪ねた人の「あの上の方」という指示で行くが見当たらず・・・そうしたら、本当に丘の頂上の私道の一番上の柵で囲まれた大きな私有地内にある、イギリス時代の建物でした。庭や見下ろす風景、周辺の植物やハイ・パイン含め大きな木々、もちろん建物も非常に雰囲気があります。
 
 到着後、食堂で「アフターヌーン・テイ」です。イギリス人の別荘だったわけで、100年前の家具と時代物の食器です。紅茶はもちろんマレーシアの名品のBOHです。エアコンなどないのですが、開けた窓からのたおやかに吹く風は清々しく、紅茶の香りともに気分の良いひと時です。ティタイム後は町に散策に降り、買い物をして戻り、夕食まで仮眠したりテラスで佇んだりと、ガスが上がってきて、長袖がないと肌寒い夕暮れを過ごします。
 
 イギリスと紅茶、でもそれを、この植民地であった象徴的な場所で実感すると、たかがお茶の為に「アメリカが独立」(ボストン茶会事件)「アヘン戦争」なんて世界が過去動いちゃった、と考えて複雑な気分です。また、僕はフレーザース・ヒルを「素敵な所だね」という感想以外の感慨を、参加者の皆さんには、歴史を振り返って感じて欲しいのです。それは、GO!GO!マレーシアはマレー人達と友人として付き合い、観光客ではない目線でマレーシアを知ることが出来るはずだからです。僕は昔「メンソーレ沖縄」ではない沖縄を知り、「住んでみた」のと同じ気持ちで「マレーシア」に何度も来て、僕にとっては、かけがえのない国と友人達で、また日本人の自分と日本を客観的に俯瞰できる時間でもあります。
   

2階をすべて借りてしまいます

本物の暖炉があったりします

バスタブは当時物!のイギリス製陶器です

雰囲気ある建物ですね

食堂です、お茶の用意ができています

リビングルームのソファは木でした

 フレーザース・ヒルは小さくまとまっているので散策にちょうどいい感じです。町全体にヨーロッパの雰囲気があり、花々がとても綺麗で、町全体が庭園のようです。丘に囲まれた町の中心に「時計台」とツーリストセンターとゴルフ場などがあります。       

フレーザース・ヒルの象徴の時計台

ゴルフ場、プレイフィー約¥900

ヨーロッパの雰囲気のある町を散策します

お土産物屋もありました

タンデムでぶらぶらも楽しいです

ハイ・パイン・バンガローの敷地です

 夕食は、もちろんスープから始まる「西洋式」です(フオークやスプーンがいくつも出ています)。特別オーダーで「ローストビーフ」を注文しておいたのですが、ホテルのバイキングなどで並んでいる、パサパサの薄い物とは別物でした!食後は衛星テレビなど見ながら、サイフーと英語、マレー語、日本語のチャンポンで買い込んできたビールやお菓子で団欒後12時くらいには寝ました。     

ローストビーフ

ディナ〜〜


 ロードツーリングDay2
 10/24  Bukit Fraser〜Kuala Kubu Baharu〜Selangor State Park + セランゴール河の蛍鑑賞
 ブリッテシュ・ブレックファースト後チェックアウトして、ゲートに向かいます。見るものキラ・キラで非常に綺麗な町並みと緑です。 10:00の下り開門時間にゲートに行きますが、閉鎖中!!になっていました。
 巨木が倒れバスが登って来れないそうで、作業中だそうです。 交互交通にはこんな落とし穴があったわけです。道路が崩落すると文字通り陸の孤島になるわけです。10:30まで待ってみましたがダメそうで、次の12:00の開門時間まで、自由行動とします。そして2時間遅れでKLへの帰路がスタートしました。    

ハイ・パイン・バンガロー

ハイ・パイン・バンガロー

ハイ・パイン・バンガロー

ハイ・パイン・バンガロー

サイフーと稲垣さん

ハイ・パイン

ツーリング2日目の出発

しかし、ゲートが開きません

標高が下がると暑くなります

国道です
  
 クアラ・クブ・バル(kuala kubu baharu)方面へ向かいます、帰路は昨日とは別ルートです。下りのワイディデングロードは最高に気分がいいです。途中、大きいダム湖あり、標高が下がるにつれ暑くなります。 KL方面へ向かい、途中サイフーのマシンもガス欠などありましたが、KL市内まで20qほどの公園「タマン・ネギリ・セランゴール」に14:30に到着。
 滝や渓流で水遊びが出来るほか、各種球技場、そして!「MXコース」があります。KL在住の市川さん、ザィディさんのホームコースです。ここで遅い昼食をとります。

 各自ナシ・ゴレン各種と飲み物を頼みます。また、屋台でクロポ・ゴレン(魚の練り物揚)やチキンナゲットを買ってきます。マレーシアの観光地には必ずある、日本のお祭りや催事のタコ焼き屋や焼きそば屋って感じです。
     僕>ナシ・ゴレン・チナ(中国風 辛くない)
     エリカちゃん>ナシ・ゴレン・パタヤ(オムライス風)
     他メンバーは>ナシ・ゴレン・カンポン(マレー田舎風)
  ナシ(ご飯)・ゴレン(炒める・揚げる(オイルで)はマレー語でチャーハンの意味、ちなみに焼きそばはミ・ゴレンです。

公園の入口です(ようこそセランゴール州立公園へ:和訳)

ナシ・ゴレンとクロポ・ゴレン、ナゲットと飲み物

お祭りみたい!水遊びの道具を売ってます

女性は、なかなか水泳までは・・・

小さいけどMXトラックがあります

ちょっとしたトレッキングも出来ます

バイク移動サテー(マレー式焼き鳥)販売

スコールが来て

 昼食中スコールになります。バイクをここで預け、蛍ツアー 用レンターカーの回送を依頼します。16:30に再スタート、 レンターカーはルノーセニックで2400tV6ながら非力です。サイフーと別れて、KL市内に向かうものの、初めてのルートなので、門沢さんにナビ役になって貰い地図を見てもらいながら走ります。
 
 Keponにある、友人であり今回のガイドを引き受けてくれたYeeさん宅に向かいます。近所で迷い迎えに来てもらい合流して、「セランゴール河」の河口エリアを目指します。幾度もKLに滞在したことがありますが、今まで観に行ったことがなかったのです。Yeeさんは旅行社に勤めていた頃に「セランゴール河蛍鑑賞ツアー」のパッケージを最初に 日本人に向けて、プランニングしたので、心強いガイドであります。暮れ行く夕陽を眺めるはずだったメルワッテ・ヒル(Bukit Melawati) は夕暮れになってしまい、夕陽は見れませんでしたがマラッカ海峡を行きかう船は見えました。 昔の要塞でオランダ時代に作られたものです。その後、河口にある中華系シーフードレストランで食事、大変美味しく満足!

昔の要塞です

マラッカ海峡を望みます

どうやら、当時物の砲らしい

海峡まで飛んだのかな?

シーフード&中華系

蟹のカレークリームソースが旨かった
 
 夕食後、20分程暗いオイルパームの農園が続く中を走ると、蛍鑑賞の船着場のあるカンポン・クアンタン(Kampong Kuantan)に到着。6名なので2艘をチャーター、1艘40RMで船頭さんが手漕する船です。
 
 蛍は川の辺にある蛍の好む木に群がり、まるでクリスマスのイルミネーションのようです。思わず、僕とエリカちゃんが「LEDみたいジャン!ホントに電飾だったり」なんて話していたら、木に寄せてくれて、蛍を捕ってくれました。オスは約3秒間隔で規則正しく、メスはランダムに発光するようです。これは、一度観ても損はないと思える体験でした。日本と違い年中鑑賞可能です。残念ながら蛍の写真はありません、ぜひご自分で体験してみてください>ご希望の方、Yeeさんの現地ツアーがあります。

ボート決めじゃんけん

1艘に4名です

・蛍:マレー語では「Kelip-Kelip」

蛍の好きな木(Yeeさんの持って写真とった実と花)はマングローブで
Sonneratia Caseolaris(ハマザクロ科マヤブシキの仲間)
マレー語で
Bermbang(ブルンバン)

・蛍の成虫は、この木の花蜜を求めて、葉に集まります
幼虫は幼虫もまた川の近くにいる貝などをエサにしている
 
この木の周辺にしか生息しないそうですね、今の環境を大事にして欲しいです
(日本なら天然記念物にすると思う)


 
あまり可愛くないイラスト

 KL市内に入ったのが23:00で、取引先に居たサイフーを拾い(レンターカーを返却してもらうため)Yeeさんを自宅に送り、土曜日の混雑したKL市内を「もっとも混んでいる」ホテルのある地区目指して走ります。サイフーは運転を代わってくれません。MOTO-GPウィークの為か、高級な大排気量のバイクが他国ナンバーも含めて非常に多く、バイカーの溜まり場の「ハードロック・カフェ」の前はさながらモーターサイクルショーのようでした。多少渋滞しましたがホテルには24:00に到着しました。
 
 男性陣は一昨日に一旦部屋を引き払ったので、預けてある荷物を出して貰うのとチェックインをします。バウンチャーを見せて「再チェックイン」したいと言うと、部屋がないとのこと(僕達の到着が遅い時間だったので入れちゃったのでしょう)
「何でもいいよ、別のホテルでも」というと、2つの寝室の付いた部屋を用意できるがそれでいいか?というので(ダイニングも付いてるというので、長期滞在用の部屋かと思った)その部屋にチェックインすることになりました。 部屋の前に行ってみてびっくり!!「インペリアルスィート」と書いてあるではないですか!!内部はさらにびっくりで、会議室や32インチの液晶テレビと音響機材、食堂、バーカウンター、事務室が特大で贅沢な2部屋の寝室の他にあり、バスルームは成田ビューの部屋くらいで、寝具入れ兼クロークは東京の狭いビジネスホテルの部屋ほど!でした。あまりに勿体ないので、いったん外出後4:00まで居間でコンビニで買ったビールを飲みつつ雑談。
 
 クアンタンで再会したサイフーに、「確実に僕の人生で最初で最後の経験だけど・・・」とこのアップグレードの話をすると「そうだろうな〜〜」って、で「いくらだ?」って聞かれて、いくらの部屋だ思う?と聞くと(すでにそのホテル自体が5つ星のホテルで普通のマレー人には高級ですが)「う〜ん1000RMくらいか?」といわれ、多分「0」が足らね〜よ、って言うと絶句してました。帰って調べたら9200RMだったので、間違いではなかったです。日本円換算で25万くらいです。日本だと同じレベルのホテル&部屋だと多分70〜100万くらいで芸能人やVIPしか泊らない高級ホテルのスィートルームということになるのでしょう。いい経験をしました。

KL最後の夜を散策

眠らない街です
 
 もう日付け(25日)は変わってしまいましたが、あと3時間ほど寝たら朝食をとり8:00にホテルをチェックアウトして、専用バスで「セパンF1サーキット」に向かいレース観戦です。その後は晩餐会を経てKLIAに移動、林さんはイースター社の基本ツアー通りに帰国、僕たちはジャングルツーリングのためにクアンタンにフライトという予定です。

 下の写真はインペリアスイートの部屋の内部です、明日に備えて荷作りをするのですが、広すぎて不思議と全員居間の中央に固まってパッキングしています。