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2009年 あっすぅさん Page7

 '09.02.21 ジャングルツーリング de GO!GO!マレーシア - DAY1 Vol.2  

B班、道無き道を行く
 A班と別れ、女性陣3人は金子さん、サイフーさん、サイフーさんの妹婿マットさんとプランテーションの林の中へ。

マットさん&TAJIさんチーム

マットさん、川を越える
プランテーションが切れて、広々としたところに出ました
 プランテーションを抜け、メイン農道的な道(もちろん未舗装)をしばらく走る。巻き上げられた赤土で視界がかすむ。デジカメの起動は自粛。やがてまたバリカンの刈り跡のような防火帯に入っていきました。標高が少しあるようで、本当に見晴らしがいい!

再び緩衝地帯へ
 でもここの道の凸凹さは結構スゴかったので、残念ながら私もまったく撮影できず。道というより、ここにはそもそも道なんてなくて、サイフーさんたちがバイクで走ったからついた道なんじゃ?って思うほどの道無き道。しかもなんだか凄い坂を下った気がする。スピードを抑えながら走る金子さんの後ろで私は慣性の法則に逆らえず前に前に行ってしまい「うわわわ重くてすみません!」と心の中で謝罪(笑)。

そして下り切った

ここで少し一休み
 3組とも到着したところで一休みして、振り返って初めて自分たちが通ってきたところを発見。ええーっ、あそこを下ってきたの!?

・・・あそこ来たの?

凄い坂だ!
Yeeさんカメラより、記念撮影♪ (c)Yeeさん
 この山越えを終えたら、カンポンが見えてきてそのまま舗装道路へ。

工場

カンポンの気配
カンポンを通り過ぎました。子供たちが見つめてる
 舗装道路に出たところのスタンドで水分補給。そしてここからはTAJIさんと交替。マットさんの後ろに乗せてもらいました。途中ドラゴンフルーツの屋台で寄り道。こうやって自由に停まることができるのも自分で走る醍醐味ですよね!これまでバス移動ばかりだった私、車窓に「あっ、あれいいなっ!(特にフルーツ屋台)」というものを見つけても当然それは一瞬で後ろへ過ぎ去ってしまうばかりだったので・・・。

マットさん、よろしくお願いします

ドラゴンフルーツの屋台
果肉の赤いドラゴンフルーツでした
 ドラゴンフルーツ農園の入り口にあった屋台で、まさにもぎたて。金子さんも私もこれまで食べたドラゴンフルーツがどうやらハズレだったようで、初めて美味しいドラゴンフルーツを食べて大満足!後でみんなで食べる分も購入。

再び走り出す

時折通り過ぎるカンポン
 金子さんの時よりは多少遠慮がちに(笑)デジカメを動かしながら、やがて3組は再び未舗装の道へ入っていきました。ここは木材の伐り出しのために切られた道らしく、かなり高低差の激しい山道でした。道も悪く、撮影どころじゃない。振り落とされないようマットさんに必死につかまってました。それに最後尾を走ってた私たちは容赦なく砂埃をかぶって前が全然見えない!

ツーリング名物川遊び
 山道を走っている時間、私にはずいぶん長く思えたなぁ・・・。急に視界が開け、川が現れました。ここがA班との合流地点だそう。ちょっとケガしたらしくザイディさんとウダさんが離脱して既に到着していました。

川に到着!

再会

人知れず森の中を流れる川
 ここはこれまでのGO!GO!マレーシアでも恒例の水浴びスポットだそうで、金子さんは早速装備を脱ぎ捨てて川に入っていってしまいました。北の国からやってきたTAJIさんも、水のぬるさに感動してすっかり水に浸かっていました。(Yeeさんと私には冷たく思えたんだけどなぁ・・・(笑)。)

金子さんは甲羅干し

TAJIさんは自然に還った
 最後尾を走っていた私の顔は砂埃でスゴいことになっていたらしい。(写真を撮ってもらって後で見ました。こりゃヒドい(笑)!)
 顔を洗うと、川の水は少し鉄の味がしました。河原の石は赤く染まり、川底の砂にもガラス質の粒がたくさん混じっていて、鉱物資源の豊富な土地柄を思わせます。
Yeeさんがドラゴンフルーツを冷やしてくれました
 しばらくすると、雨。細かい雨で、遠くの山はもやに霞んでしっとりした雰囲気。サイフーさんとウダさんが、近くの小屋の跡のような木組みに大きな葉っぱをかけて屋根にしようとしていました。さすがその発想は南国的!途中で断念していたみたいだけど。



ウダさんが屋根を葺こうとしていた

荷物はみんな濡れちゃった

TAJIさんはなおも水の中
 これだけ酸性度の高そうな川ながら、日本でいうウグイのような魚の影が見えました。

静かな雨に打たれ、ジャングルは濡れ色を増す
 まずは子供たちが到着。そしてA班が一人、また一人と到着し始めました。お疲れ様!ハードな道、マシントラブルも多々あったよう。

ちびっこたち到着

アイエ君がぷかぷか流れてきた



大人も到着

ムラさんもコワモテで流れてきた


みんなすっかりリラックスしちゃって、まるで温泉に浸かってるみたい
 マシントラブルで遅れていたコクボさんも無事到着、Yeeさんがドラゴンフルーツを切り分けてくれました。みんなヒートアップした体を水に浸けて気持ちよさそう。静かな森、セミや鳥の声と川の流れしか聞こえないこの場所で金子さんは危うく岩の上で悟りを開いてしまいそうになったそうですが、ヤスさんにすかさず「皆さん、こちらがオランアスリです」とご紹介されていました。

難所!!!!!
 遠くからザーっという音が近づいてきて、今度は強い雨がやってきました。
 雨脚の束の間の弱まりを衝いて、川の先へ進みます。

雨脚が強くなった

雨の弱まりを衝いて出発
 この先は雨のためデジカメ一切起動せず。というか、それどころじゃなかった!
 先程と同じ山道だったのですが、雨はどんどん強くなっていって私にはもう何がなんだかさっぱり先が見えません。最後尾を走るタンデム班が大雨のテンション最高潮!って時に難所に差し掛かってしまったらしい。そこは凄い坂で、大雨のせいですっかり泥水の滝と化していました。3台とも転んでしまって立ち往生。坂の途中で停まっていたバイクがあったらしく、歩いて救出に行こうとした金子さんの姿が一瞬で私の視界から消える。後で聞いたらウォータースライダーのように背中で滑ってっちゃったそう。ひええ〜!私はただもう焦っていましたが、サイフーさんもマットさんも大爆笑。
 覗き込んでも、足で降りていくのも大変そうな坂道。視界をも遮るほどの強い雨、周囲はどこまでも続く深い森、うわわ〜!っと動揺していると、バイクでするするっと登ってきたランさんに後ろに乗るように促されました。寡黙な職人ライダーのランさん(元ソルジャー)はエンジンを切ったバイクで女性3人を順番に坂の下の川のところまで音もなく運び下ろしてくれました。凄い!!!

一難去って雨上がり
 ゲンキンな熱帯の雨は私たちが難所を脱出するとあっさり止んでしまいました。コラー!!!(笑)
 広々としたところで集合。先にあの坂に差し掛かっていた人たちはあんなにも酷い雨には遭わずに済んだそうですが、それでもみんな泥だらけ。後続組の泥まみれっぷりが凄いことに(笑)。特に金子さんとTAJIさんは背中側が全部チョコレート色でした。後で伺ったところによるとあの坂は去年もハードなドラマを演出してくれたらしいです。
 難所を越えて雨も止み、みんな一息入れてニッコニコ。








 かなりの傾斜のある山道を走ってきたので、相変わらず私は慣性の法則のまま前へ前へ出てしまっていたのですが、さっき金子さんに乗せてもらった時よりもお尻がシートで滑りまくってそのうちマットさんを飛び越えていってしまうんじゃないかとまで思ったのですが(んなわけないって(笑))、後で聞いたらマットさんが乗っていたのはさっきまでTAJIさんが乗っていた一人乗り仕様のバイクだったそうで・・・よかった、私はマトモに座ることさえもできないのかと思っちゃった(汗。