TT250Rボアアップキット      




25,800円(税込み

キット内容
ピストン・リング・ヘッドガスケット・ベースガスケット・ピストンピン・ピンクリップ
ボア3mm直径が大きくなります73>76mm 76.0x59.6 270.2cc

 

   
  TT−R250Rは登場以前に、1993年に今はなき静岡の某コースで試乗以来縁のあるバイクです。その後XR250Rと平行したレース活動から生まれたのがこのキットです。
ボーリングのみで済むのは当社のキットだけのようで93年夏の販売以来250セット以上の売上です。
XRのハイブリットと言われますが、実はTT-Rやセロー系も得意なのです。
TT-Rに最初試乗したときは「ME06を超えることを目標にしたマシンだ」と言うのが直ぐに感じられました。それはクイックにインを突ける特性や高回転域まで使えるパワー。開発の目標が明確で潔い印象を受けました。
それを市販車、セル付きという構成で成し遂げたのはスゴイなと正直思い、XRの開発途上ながら平行して自家用を購入して多少のヤマハの協力を得てース活動をしました。結果はご存知に方も多いと思いますが、自社のXR+戸田君の影になってますがバックオフの日本一王座決定戦で1年目6位完走、2年目3位(但し2位の車両もウチのボアアップキットを使用)で1位の戸田と合わせて4stクラスは完全に制覇しました。
そのマシンも決してXRに劣っていたわけでなくポテンシャルは同等であったと思います。

TT-Rで物足りないトルク感(トラクションにつながる)をプラスする明確なコンセプトです。スリッパー型でノーマルより軽く、フリクションを減らすのを目標にしました。
XRと違いトータルでチューニングしなくても、ピストンを組み込むことでさらに乗り易くパワフルに感じられ、チューニングを進める為の素材にもなるものとしてリリースしました。WER社がアメリカで展示したショーモデルにも使って頂き、良かったとフランス語でお手紙を頂いた、知る人ぞ知るハイブリットのオリジナルパーツです。オリジナルはオーバーサイズが出ないのでオーバーホールをお考えのときにどうですか?
下に日本一王座決定戦の写真と、お買い上げ頂いた方のインプレッションを掲載しました。

 

ボアアップ組み後初レース(バックオフ誌日本一王座決定戦、1993年、パレ那須)での、田中一選手の熱い走りです。

 

ユーザーのインプレッション
ご無沙汰しております。
昨年、12月に「TT−R用ボアアップキット」を購入しました者です。
このほど、ようやく吸排気系のセッティングも合ってきて「素晴らしいトルクフルなエンジン」に仕上がりました。

エンジンの方はピストンを入れた他、バルブ軽量化・吸排気ポート研磨&拡張をして(そこまで頼んで無かったんですが、友達が勝手にやってくれた)、マフラー交換、エアクリーナーボックスの加工と段階を追って進めて、キャブセッティングと排圧調整を繰り返し、いい感じになってきました。

低・中速トルクが20ccどころか50ccくらい増えたフィーリングでひとつのギアの守備範囲がかなり広がって、ズボラな運転も大丈夫。
乗っていて速い感じが無いのですが、実際にはスピードのノリはかなりいい。
カムはノーマルだし、TTのハンドリングは神経質なのでトルクフルにしてあげた方がコントロールし易くなるようですね。

おかげで燃費はアスファルトで30〜35km/l、林道で20〜25km/lとノーマルより良くなりました。(のんびり走っていないのですが・・・)

P.S.:林道情報です
田代スーパー林道:福島県側から登りきって1キロくらいのところで工事中。 道を崩して工事中で端のほう50cmくらい残っているので通れないことはないですが、休日も作業をしているので人がいる場合は遠慮したほうがいいでしょう。
馬坂林道:帝釈山保安林道への分かれ道から田代スーパーの間で工事中。すべて道を崩しているので通れません。 川俣ダムから帝釈山保安林道へは行けます。
帝釈山保安林道:頂上から福島県側へ1キロくらいの日陰に雪が山になって残っていますが、バイクは通れます。 車は絶対無理。
安ヶ森林道:栃木県側で工事中、砂の山をつくって、更にパワーショベルで「とおせんぼ」してありますがパワーショベルの脇をなんとか通れます。作業後のパワーショベルの置き方によっては通れないかも・・・
舘岩村の352号線で数日前、バイクと車による死亡事故があったそうで、休日でもスピード取り締まりをしている事があるそう。 あちら方面に行くときには十分に気を付けて下さい。

以上、6月18日現在の様子です。
その後(11月3日)
TTのエンジンは絶好調です。
夏に再度キャブ調整をしてトルク型から伸びる方向に変えて(結局お薦めの、メインジェット145、ニードル一段上げに落ち着いています)路面の荒れていない林道のストレートでは友人ののXR600やハイカム&鍛造ピストン入りのアルベイカーXR250よりも伸びがよく、スルスルと引き離す事ができます。
夏過ぎにアタリも出てきて、燃費がアスファルトの移動区間で40q/lを記録したし、林道でバトルしても27q/lを切っていません。
アスファルト34〜40q/l、林道27〜33q/lと異常なほど燃費がいい。(マイクロロン処理もしましたが、素性が良くないとこうはならないでしょう)
そう言えば、夏に山形と福島の県境の林道(鷹の巣山林道?)でハイブリットのお客さんと会いましたよ。 横浜ナンバーのXR250でビックタンク&リアサスにオーリンズを入れている人でしたね。


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