GO!GO!MALAYSIA TOP>>GO!GO!MALAYSIAレポート>>1997年

1997年 最初のマレーシア体験 杉田康夫さん 

水の話

 19973月11日21:30成田発〜3月12日4:00(マレーシア時間)クアラルンプール着。
空港の外に出た。…「あ、あ〜暑い」とにかく暑い。出発前に荷物確認etc…どんなライディングウェアにしようか、悩んだのがバカバカしくなる。ホント!
 マレーシアに着いて初めて飲んだ飲み物はアイスコーヒーだった。「まずい…」俺には甘くて飲めない。甘さが違うのである。練乳の甘さらしいが…(屋台にて)。水道水を含め、生水は飲めないらしい。マレーシア人でさえも飲むと腹痛を起こすらしい。やはり、外国へ行ったらコーラやジュースが安全だと言うが、そんなに飲めるものでもない。ミネラルウオーターが1番だ。何といっても安全である。でも、自然の水も口に入ってしまう事もある。夕方になると、突然のスコールがある。大粒の雨で、バイクで走っている時自然に口の中に入ってしまうのだ。
 「金子さん、雨なら平気かな〜?」
 「平気じゃね〜ん!!」と、どうでもいいような返事。
 私も、「まっいいか!」と飲んでしまう。

 さらに、水といえば、マレー半島の中心に広がるジャングル国立公園「タマンネガラ」から流れ出る大きな川で、ジェットスキーに乗った。3人とも初チャレンジだ。(3人とは、杉田、斉藤巌、金子幹典である)水深10m以上、川幅約100m、長さ…∞。茶色のどんよりとした水の中には、長さ2m,体重100kgもの魚がうようよしているらしい。落ちると魚に食われそう。…しかし、3人は「キケン」をかえりみずのチャレンジ。(いつもだよ!)
 「非常におもしろい!」
 ライフジャケットを着ているので、溺れないだろうが、馬鹿な3人、すこし慣れるとアクセルフルオープンでターンをし始める。私と斎藤さんの予想通り…金子さんが最初に転覆・・!水中に投げ出された。ジャングルの水を飲んだらしい。おまけに眼鏡も水中に消えた…!!! 私と斎藤さんが乗った時もやはり、バランスを崩し転覆!斉藤さんは泳ぎが得意でないらしく、パニック状態になり、かなり水を飲んだらしく、気分が悪いと陸に上がって休んでいた。

 …が、結局のところ3人とも元気である。最初のころ、氷も危ない。スイカも危ない。と言われていたが、暑さには勝てない!ガンガン食って、ガンガン飲んで、…「ダイジョウブ」だったのだ!!バイクで走ってるときは、キャメルバッグに2リットル、ウエストバッグには500CCの水を持って走るのだが、キャメルバックが軽くなるのがわかるほど、よく水を飲む。私の場合、前日の酒の飲みすぎのせいか、よけいにのどが乾く。ガソリンスタンドで給油する時は、私も必ず給水する!ダート走行は、ホコリがすごいので、水でゆすぎながら走る。

 1番前は私だ。100km/h位のスピード(メーターは故障又は無)で、赤い大地と呼ばれるマレーシアのダートを走っていると、このスピードでは不満らしい後ろの2人が私を抜き去って行く。120km/hは出ていると思う。延々と続いているダートである。「そんなに急いでどこ行くんだ〜!!」と思いつつ、前も後ろも誰も居ないのは非常に寂しい。
これじゃあ「マレーシア1人旅だぜ〜!2人に追いつくべー!」とアクセルを開けるがなかなか追いつかない。遠くにホコリが見えるだけである。一本道で、交差点もない。道には迷わないが、アクセル全開の状態が延々と続くので、今度はバイクの方が心配だった。 

  ジュラント(サポートしてくれた邸サンの住む町)へ来て2日目は前日の酒も抜けて気分爽快である。食事も慣れたし、水にも慣れた。空気がウマイ!田舎育ちの私だが、マレーシアの空気は違う。何と表現していいのか…やわらかい感じがする。

 最後に出会った水はクアンタンの南シナ海である。赤道直下の南の海は想像以上に美しかった。
思わず、ジャージとMXパンツのまま泳いでしまった!ヤバイ!と思ったが、しょっぱかった