2009年 あっすぅさん Page10
'09.02.22 ジャングルツーリング de GO!GO!マレーシア - FIN,
■パンダン滝へ
パンチン・ケイブからクアンタンへ戻る途中右折すると、この辺りで有名なもう一つの観光地パンダン滝(Pandan Waterfall)へ行くことができます。滝の手前にゲートがあり、通行料はRM1。
ずぶ濡れになってパンダン滝へ到着 (c)金子さん |
滝の入り口には練り物や揚げ物を置く屋台がいくつか出ていました。そのうちの一つでみんな思い思いにお買い物。私もジュースを飲み、クロポゴレン(魚のすり身揚げ)やフライを立ち食い。他の人が買ったものも味見させてもらったり。ピサンゴレン甘くて美味しそうだったな・・・。イッチーさんとザイディさんはビーフンゴレンかなんかを買って立ったままガッツリ食事してました。
そのまま食べても美味しいクロポゴレンですが、ザイディさんがお店の人に言ってくれてスイートチリソースをかけてもらえました。
揚げ物練り物てんこ盛りの屋台 | |
スナックたち クロポゴレン |
クロポゴレンたち チキンソーセージとナゲット |
腹ごしらえした後、いよいよ滝へ。
林の中の道を・・・ プールのようになっていました |
奥に滝が! |
飛び込むローカルっ子たち さらに先へ |
天然のプールです 吊り橋があった |
吊り橋から見たパンダン滝全容 |
滝で思い思いくつろぐ |
サイフーさんとTAJIさんは滝壺へ行った |
ヤスさんがスイカを切ってくれた |
ヒーロー見参 |
雨が止まないのでこれ以上のオフロードは断念、クアンタンへまっすぐ帰ることになりました。雨のためデジカメは一切起動していません。サイフーさんのお宅でまたMak(お母さん)にタオルを借りたりシャワーを使わせてもらったり。着替えをしていて・・・気づいてしまった。私はどうやらどこかにデジカメの電池を落としてきてしまったらしい!デジカメと電池を入れていたジップロックがなくなっていました。何よりも、何よりも痛かったのは・・・その電池を、チャージャーにセットして持ち歩いていたということ・・・。(濡れる可能性もあるし、気休めに電池単体では持ち歩かなかろうとしたのでした。)
チャージャーはまずいだろ!!!
・・・でもその時はまだ、ホテルの隣にショッピングセンターがあることに望みをつないでいたし、何よりももう一つのジップロック、パスポート入りの方を落とさなくて本当に良かった、デジカメ本体・・・はチャージャーを失くした時点で本体を失くしたも同然ですが、既にデータがたっぷり入ったメディアを失くさなくて本当に良かったと安堵できる余裕がまだありました。
金子さんとオキタさんの携帯もバッグの中で水没してしまいました。文明の利器も大いなる自然の前には無力だった・・・。(あ、私の場合は単に私がマヌケだっただけなんですけどね。)
それにしても今回羨ましかったのは、イッチーさん所有のオリンパス防水デジカメ。まさに無敵でした。
■マンゴスチンの大きな木
全員着替え終わって、次に向かうはサイフーさんのお父さんの別荘。サイフーさんのランドローバーの荷台で風に吹かれながらカンポンに向かいます。後続のイッチーさん号に乗っていた金子さんには入管に捕まった外国人の護送車に見えたようですが・・・。
皆さんすっかりリラックス |
私たちの護送車 (c)金子さん |
イッチーさん車を激写。運転席からカメラが出てるよ | |
やがて車はカンポンロードへ・・・ |
みんなで木を見上げてます イッチーさんもするすると登っていった |
アイエ君はするすると登っていった オキタさんまでするすると登っていった |
さすがフルーツの女王 | |
こんなに大きな木 |
これからたくさんの実が熟していきます |
ココナッツモンキーは遠くから威嚇していた |
ドラゴンフルーツの実と花。ドラゴンフルーツって葉っぱみたいなところになるんだね! | |
パパイヤ |
バナナ |
コショウの実はかじると本当にコショウの味がした!青臭いけれど。
ニワトリたち |
コショウの実 |
ココナッツもいっぱいなっていました | |
アイルクラパを飲む |
コプラをすくうTAJIさん |
みんなで談笑しつつ、フルーツを堪能 | |
おじいちゃんとお孫さんたち |
みんなで記念撮影 |
■今日最初のお別れ
サイフーさんのお父さんにお暇乞い。
Yeeさん、イッチーさん、ザイディさんとお別れです |
皆さん、本当にありがとうございました!お疲れ様でした!
この御三方とのお別れを端緒に、今日の私はお別れラッシュです。そして自分一人だけやたら心細い方向へ自分を突っ込んでいくのだからたまりません・・・。
■あっすぅ、存分に醜態を晒す
オキタさんの部屋に荷物を残している人たちは一旦ホテルへ戻りました。私はその間に隣のベルジャヤメガモールに飛び込む。運良く入ってすぐのところにデジカメやゲーム機など日本のメーカーの精密機械を扱う専門店がありました。お店を選んでいる余裕なんかありません。自分のデジカメを見せて「これのチャージャーが欲しい」と言うと・・・残念ながら在庫はナシ。
迷っている時間はないのです。すぐに新しいデジカメを購入。選り好みする時間もありません。このお店にはパナソニックとオリンパス、ニコンのデジカメしかなく、お値段はどれも日本の店頭販売価格とほぼ同じ。機種によるお値段の違いもそれほどなかったので、馴染みのあるLUMIXで、機能が今持っているものとあまり変わらないながらもコンパクトなものを選びました。(というか早い話がお店の人にこれを強く薦められたんだけどね。)
私はもう雑な買い物なのですが、ここの店員さんがとっても親切(涙)。ありがたいけど(涙)、急いで(涙)。
私の持っているデジカメを見てズームの利くやつを薦めてくれたり、こっちから言い出してもいないのにディスカウントして「これでいい?」と電卓を叩いて見せてくれたり、2GBのメディアとデジカメケースと、パナソニックのレンズ周りが衝撃に弱いからと日本語の書いてあるレンズ保護フィルムをつけてくれたり。しかも漏れなく詳しく説明してくれつつ。(旅の最後にこの保護フィルムが割れたけど(笑)。)
やばいよ〜!時間を食いすぎたよ〜!!
ホテルの下で待ってるって言われてたのに間違って部屋に行っちゃって留守の部屋のチャイムを鳴らしまくり、ハッと思い出して急いで玄関に戻って、平身低頭謝りながら皆さんに合流。しかもその後バスターミナルに寄ってもらうことになっているのに、夕方の混み時にぶつかってしまう。どうしてこんなに焦っているかというと・・・飛行機の時間があるからです!(私のじゃないよ。)申し訳なさのあまりだんだん言っていることも我ながら支離滅裂になってきて、TAJIさんに「まぁこれ飲んで落ち着いて!」と水を渡される・・・。
ありがたいことにバスターミナルにも寄っていただきました。実は昨日金子さんにはバスターミナルに下見に連れてきてもらっていて、乗るかもしれないバスの時刻もカウンターも把握済みだったのでした。皆さんには路肩に車を寄せてもらって、ダッシュで今夜のコタバル行きのチケットを購入。やった!すんなり買えた!昨日聞いた時刻と違ってて30分早い出発だけどまぁいいや!・・・と思いつつも30分早まったことでこれからみんなと予定通り行動していいのかとかますます混乱具合が増したのですが、いざとなればタクシーで一人帰って来よう、いざとなれば行き先変えて別のバスに乗っちゃおう、いざとなればクアンタンにもう一泊しちゃおう!といざとなってもの呪文で自分をナットクさせるのでした。
一人で大汗かいて、みんなに晒した大醜態。あの時は本当にすみませんでした・・・。
昨日バスターミナルに行った時にどうしてチケットを買わなかったのかと思われそうですが・・・実は昨日はまだその先の旅程が決まってなかったんです、ワタシ(涙)。今回の旅の後半は予定はあるようで実は全然目途が立ってなかったんです。独りよがりな一人旅にすっかり馴れてしまって、集団行動のなんたるかをすっかり忘れておりました・・・。
そんな私には、翌日からバチがいっぱい当たりました(涙)。
■お別れ、そしてお別れ
タイムリミットの19時半に5分遅れてサイフーさんのお店に到着。オキタさん、ありがとうございました・・・。サイフーさんとマットさんのご家族がみんな集まってお見送りしてくれました。サイフーさんの妹さんはクールで姉御肌っぽい美人。「次に来る時まではもっとバハサを勉強してくるのよ!」と叱咤激励される。皆さんと握手してお別れです。代わりばんこに握手していると、胸に手を当てるマレー系の方の握手が自然とうつってきてしまいました。サイフーさんママとはお別れのハグをした時なんだか泣きそうになったよ。ほんとにみんなあったかくて優しい人たちで、なんだかクアンタンが去り難くなってしまった・・・。
クアンタン空港へ |
カウンター |
いってらっしゃい、お元気で! |
皆さん本当にありがとうございましたー!!!
6人のペナン滞在は、ジャングルツーリングともまた違った形で肩の力の抜けた本当に楽しいリゾートステイだったようです。その様子はまた別の場所で語られることでしょう・・・。
■そして最後のお別れ
オキタさんは明日クアンタン近郊を自由に行動するためにサイフーさんの車を借りていました。本当はバイクを借りたかったんだけれど、天気予報が雨なんだそう。
皆さんを見送った後、オキタさんの部屋に置かせてもらっていた荷物を受け取って、バスターミナルへ。オキタさんに車で送っていただきました。しかもバスに乗るまで見送っていただいてしまったのでした・・・ありがとうございます(涙)。
実はさっきクアンタンの空港で・・・ポケットに突っ込んだままのバスチケットを何気なく見返すと、なんとそこには「KUALA LUMPUR」の文字が。
うひょー!!!(笑)どーりで昨日聞いた時刻と違うはずだ・・・。
でもこういう時の私の諦めは早いのです。確認しなかった私が悪い!ということで、とりあえずバスターミナルに行き、コタバル行きのチケットを改めて買い、もしコタバル行きのバスが満席だったらこのままKLに行っちゃうことにしました。
ターミナル、カウンターは2F |
トランスナショナル様 |
ターミナル前を見下ろす |
もとよりそれは承知の上。改めてコタバル行きのチケットを購入。「窓際にしてね」とか言うココロの余裕はまだわずかに残ってました(笑)。お兄さんはすまなそうな顔で新しいチケットを売ってくれました。
そんな一部始終を楽しそうに眺めていたオキタさんに「KLのチケットをその辺の人に売ればいいんじゃない?」と関西弁で助言される。さすがナニワの商人(アキンド)、発想が違う!でも私は東北生まれのただのあっすぅなので「無理無理無理です!」と後ずさり。
正 |
誤(笑) |
オキタさんは別の意味で感動を覚えたようで、そのチケットやお兄さん、そしてそのチケットを売る様子をこと細かに激写していました(笑)。結局KL行きの出発時刻になってもチケットは売れず、お兄さんに「ごめんね」と言われながら返される。こちらこそホントにごめんなさい(涙)。
マレーシア及びインドネシアへの出張が多いオキタさん。しばらくの間海外出張のお話など伺って、やがて階下へ。コタバル行きのバスはお兄さんに教わった通りのホームにちゃんと待機していました。
間もなくドアが開きました。荷物をしまってもらって乗車です。
コタバル行き夜行バス |
ありがとうございました! |
出発時刻がやってきても、私の指定席の隣には誰も来ませんでした。動き出すバス、ゆっくり過ぎてゆく風景。「ああ・・・もうこのままずっとクアンタンにいちゃっても良かったかなぁ」なんてすっかり弱気になってしまうのでした。久しぶりにマレーシアで一人ぼっちになってしまった自分。クアンタンが楽し過ぎた分、この先の旅程が不安で不安でたまりませんでした・・・。
出発時刻になりました |
さよなら、クアンタン・・・ |