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2001年 番外編レポート 

2001年ソンガイレンビン2days エンデューロの下見を兼ねての、hybridのお仲間ウチのツアーです。
ジャングル以外の番外編です。

 GO!GO!マレーシアSpl.Feb.2001レポート 

2月8〜13日(木〜火)帰国報告
無事にマレーシアから帰国しました。最終日に国内線がエンジン不調で一時降ろされ、定刻の2時間遅れの離陸になり、JALに2時間半で乗り継ぎ予定の僕達はヤバ・ヤバでした。
荷物は1日遅れになり、さらにTシャツや半ズボン姿で帰国という事に。
でも、乗れなかったら日曜日の便になっていたのでまあ良しということで…帰国すると寒さが身に沁みます。

6月のマレーシアでのRALLYイベントは順調に進んでいました。
MPK(クアンタンの自治全てをコントロールしている役所)に友人たちが同行して欲しいとの事で行って来ましたが、イベントを開催する後押しが得られそうです。
コースは最高に楽しいので是非皆さんの参加をお待ちしています。

MPKのメンバーと打ち合わせ

カブツーリング

クアンタンのメンバーと

レインフォレスト

山嵐組のメンバーで行ってきました。
定時に成田空港到着。JALのグランドホステスに飛行機の出口で「お客様、表は寒いですよ…」と声をかけられたが、確かに半ズボンやTシャツにサンダルで2℃の日本に降り立つ僕達は「お馬鹿」でした…

今回のマレーシアは、気楽な旅です。過去のGO!GO!の参加者とハイブリットの常連さんのマレーシアを知り、日本人同士またマレーの友人とも気心の知れた関係で、そして思う存分ジャングルを堪能してこよう!という企画です。
僕自身、「最初の時のように思い切って走ってこようかな」と思っていました。
そして、それは「水没」や「多少のマシントラブル」がありましたが、日本人には大きな転倒や怪我もなく最終日のカブでのクアンタン市内の観光ツーリングを楽しんで、短くも充実した日程を終了したところで…そのエピソードは始まりました。



(クアンタンMSガーデンホテルPM3:00)
シャワーを浴び、ホテルをチェックアウトし荷物を預けて隣のショッピングセンターへお土産を仕入れに行こうゼ!「ところで、パスポート、航空券チェックして」と確認。
「ない!」「何が?」「飛行機の券」、「よく探せよ」(どうせどっかに紛れてるだろう、ハイアット出るときにチェックしてあったはずだし)と思うが。どうやら「捨てた」らしいことになり、そこから急転直下、ノンビリしていた僕も一気に仕事モードに…
まず日本の提携代理店と店に電話して情報収集とJALのクアラルンプルの事務所の電話番号を調べると同時にマレーの友人にも可能性のあるコネクションで最良の方法を探してもらう。
これは、今までの危機管理?!(イロイロ国内外で企画ものやってると経験するものです)で、単一ではなく並行して進めると正しい方法がおのずと見えてきたり、時間も短縮できるからです。作業は30分ほどで終了。
その間チケット粉失のSクンは青くなっていたので、カラカッタリすると可哀相なので「あとから1人でも帰れるし」「片道全額払えば大丈夫だよ」と慰めてあげたら、ますます青い顔になってけど…イジワル?

(クアンタン警察PM4:30)
友人がマレーシアエア、僕がJALのKL事務所に連絡を取り、日本からJALの返事をまとめた結果は「警察の紛失証明」があれば何とかなるとのことであった。
正規の方法は片道を買い、日本でその証明書を元に清算するとのこと。
また、僕がKL事務所で聞いたのは\10,000再発行料を払えば搭乗券を出してくれるが、到着時刻が遅いので無理かもしれない…とのことだった。
警察署でマレー人の仕事の遅さにイライラしながらも無事「証明書」を入手。その後市内のマレーシアエアの事務所で国内線は新規購入(日本円で\2,400 位なので)して、ちょっと腹減ったからなんか食べて空港に行こうとなりサイフー、タンさんと食事をする。
KL国際空港で帰りの航空券を入手しなくてはならないが…乗り換えに3時間近い時間があるので多分問題ないだろう…などと話ながら。

「早く書けよ!」と思いながら警官の質問に答えるのである

警察の前で泣きまねをするS君
(クアンタン空港B737機内PM8:00)
搭乗して40分、ウトウトと寝ていて何かアナウンス。「アレ!飛んでない?!」時計を見ると予定を30分も過ぎている。「機械が故障で空港のロビーで待 て、修理には30分から1時間掛かる」というような内容であったそうな。なんか嫌な予感がしたんだ、トラブルがあると続くことは多いのである。
…しかし、ヤバイ、とてもヤバイ!!飛行機の到着時刻は滑走路に降りる時間でそれから荷物を受け取るまで20分は最低掛かるし、搭乗は出発時間の15分前で(その前に出国手続もある)帰国便JALに間に合わない可能性がある。
荷物はチェックインで「成田とKLどっちにする?」と聞かれ「お土産買うし」「どうせJALのチケット入手しなきゃならないし」という訳でKLでいったん出すことにしてしまったのである。
ロビーでまず最初にJALに搭乗に間に合わない為に航空券が無効にならないように(先のトラブルで24時間繋がる空港内のJALの電話番号を聞いていたので)トラブルのあったことを伝え、最悪間に合わなかったら先のばし(1日1便)してもらうようにお願いする。
「成田の天候が悪く、雪が予想され出発時刻は延ばせない」「明日の便は一杯でキャンセル待ちで乗れる可能性はない」とあまり状態は良い方向ではない。カー ドと現金は有るので滞在が延長されても会社員の2名は週末まで大丈夫、僕と大工の2名は電話で済む。まあ最悪航空券が生きるように連絡してあるから後はな るようにしかならないのである。エンジンカバーを開け何かやっていたボーイング737に再び乗りこみ離陸したのは、JALの出発時刻の1時間10分前。何はともあれKL国際空港に着いたらJALのカウンターで頼むしかないナ…と「エンジン大丈夫かい?」と思いながら全開で飛んでいる(事実いつもより5分早 く着いた)機内で考えていた。


この時すでに航空券を捨てていたSはマレーの女のコを軟派していた!
事件発覚6時間前のことである。

(クアラルンプル国際空港PM10:20)
「飛行機を降りたらJALの職員がサインボードを持って待っている」と聞いたが、居ないじゃないか!!とりあえず乗り継ぎカウンターで3人分の搭乗券を入手。
JAL関係の職員に事情を説明し失くしたチケットの処理をお願いし、Sクンは職員に連れて行かれる。
出てくる荷物は野口さんと島田さんに確保してもらい、もう荷物はダメかもしれない時間なので僕の重要書類だけ抜いてもらって、後から確実に届くようにこれも職員に確認してもらいOKに。
島田さんは連絡にカウンターとバゲッジクレイムとの間を走り廻り汗だくに、Sクンも「キャシュって言ってます」と一度帰ってきて(カードで買えると聞いていたが…)手持ちの現金を集めるが、\10.000で再発行してもらい搭乗券を手に出来た。
出国を終わらせて待つ僕達の所に野口さんが戻り、出国の列をショートカットしようとJALの職員が頼んだがダメで並ぶ。
でも、僕達はもう搭乗券を手にしてるので飛行機は出ないから安心。
さかんにトランシーバーで連絡を取るJAL職員に案内され出発ゲートに向かうのだが、世界で2番目に巨大な空港(なんたってサーキットが空港の中にあるく らいだから)は国内線から国際線までがまた遠いのだが…出発時間ちょうどのマレーシア時間23:00に搭乗ゲートをくぐることが出来たのである。
「帰れないかもしれない」という電話の後に連絡出来なかったので心配してるだろうナ、と思いながら離陸滑走を始めたシートで考えていた。そして、雪かもしれない日本にこの格好で帰るのか、馬鹿みたいだ…

*クアラルンプル(KL) マレーシアの首都
*クアンタン 南シナ海側のパハン州の州都 KLから280q