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1998年 3月参加の皆様 

川田 稔さん
 いよいよダートに入る。ジャングルの中だけあって地面が乾いてなくて埃が立たないのが有り難い。途中、道を間違えたり、穴に落ちたりしながら行くと開けた 伐採地に出た。休憩後、下りでだんだん道も広くなり、また猛烈な埃が立ち始めた。ここも締まったフラットダートでコーナーが連続している。調子こいてリアを流して遊んでいたら、スリップウンしてただでさえ埃まみれなのを、さらにひどくしてしまった。

島田 英紀さん
 タイヤが「アレ」な私は下りのブレーキで吹き飛ぶ。「ええい!ちくしょう・・痛いぞ」…タイヤ交換してもらった。市内を抜けて川原に下りてスタート。止まるとすごく暑い。なんせ太陽が頂点にあり、影が最小限しかないのがすごい。
 キャメルバックの水は飲みっぱなしだ。 最初のヒルクライムだ。平井さんがアタック!が、倒木がひどいので中止。平井さん曰く、「これで体力が尽きた・・」迂回した林道を走っていくといきなり道が落ちている。脇を抜けて降りると丸太の間を抜ける小川渡りなのだが、どう見てもバイクがはまるくらいえ ぐれている。
 博子ちゃんが丸太に大当たり!!チェンジペダルのシャフトを折ってさあ大変!…2速固定で何とかこなす。えらい!!しばらく進むと広い小川に出る。

斉藤 博子さん
 山登りをして来てヘロヘロ、やっとみんながいる川だ。「顔でも洗ってきなよ!」「うん」男性達は川に浸かって気持ちよさそう…HIROKO本心(「私も 川の中に入りたいけど、女だし、化粧はげちゃうし、ブーツ濡れちうとぬちゃぬちゃするし、パンツまで濡れちゃうし…・まっ、手を洗ってハンカチ濡らして顔 拭いて、髪の毛整えて…・」)な〜んて思っていたら、ボビーサンに川に引きづりこまれちゃった!「きゃー!!」とか声を上げながらも「う〜ん、きもちい い〜〜」そのまま川の中に入りっぱなしの私でした。
 赤くて乾いた砂。前を走るバイクが上げた埃で前が見えない。周りは真緑のパーム椰子の木々。ああ・・南国なんだなあ。来て良かったと思った。川渡りの時に***を折ってしまったから、2速の状態でしばらく走った。自分の未熟さが悔しくて落ち込んだ。もっと上手だったらな…そんな事考えて走っていたら、 後ろから追い抜きざまにボビーが頭を撫でて慰めてくれた。言葉はうまく理解できなくてもコミュニケーションてとれるんだな・・ボビーに会えて、私は幸せ!

 『バイクと風のお話』
暑い山の中で、バテ切っている私に現地の青年2人が魔法を教えてくれた…
「こうして風を呼ぶんだよ」
と、口笛を吹いている。本当に風が吹いてきた…すごく気持ちイイ涼しい風。
私も真似してみる。けれどうまく音が出せない。そんな私に、2人は笑いながら、
「風が逃げてく!」と言っていた。
また逢えたらいいな・・この人達に…・