'00CR250公道仕様デモ車 

ガレージ・ハイブリットの逆輸入デモ車です。
ベース車両は'00モデルのホンダCR250です。
コースにより(公道を使用するEDでは当然FIM規格)19と18インチのRホイールを使い分けます。F20インチも試したいと思っています。
レーサーじゃ・・・と思われるかもしれませんが、実はとてもスム―ズなパワーと軽い車体で自由自在に走れて、ホントに楽しいです。
MXマシンが本当に面白いのはクロスカントリーライドであると確信してます。
近くのコースまで自走でいけるから・・・という消極的な理由ではなく、またスターテスでなく、究極のオフロードマシンとしての選択です。一度試乗してみてください。

 

発電機を持たないMXマシンの場合、何らかのACG(交流発電機)を備える必要があります。
CRが備えてるACGはCDIの高性能化に伴い高出力化してますが、そこからライトを含めた電源をとることは出来ません。
巻き足して使うタイプがありますが点火系に悪影響がある場合もあります。
そこで高価ではありますが定評のあるE-line社のダイナモを使います。
発電用のローター・コイルを採用しているのでこちらに不具合があっても走行には影響ありません。また多少ですがフライホイールマスを重くすることが出来ます。
フロントのブレーキスィッチは油圧を使います。
レーサーのマスターをそのまま使えるのでタッチを犠牲にしません。同じサイズのピストンでも市販車とは明らかに タッチが違います。
また後ろ側につくので邪魔になりません。
リヤブレーキスイッチも油圧にします。
フレームの形状が機械式を取り付けにくく しているからです。
ディマースイッチはライトのOn/Offのあるホンダ製を使います。
ハイブリットの専用ハーネスに対応している製品です。
テールランプはUFO、ウィンカーはキジマのラバータイプ。
テールランプごと簡単に外せます。(コネクター1個に配線は集約されています)
Rフェンダー裏にサブフレームを取りつけました。
ハードな走行でテール周りを巻き込むことを防ぐ為です。
クローズドコースのレース参加時はRフェンダーごとレース用(キズ付のノーマルフェンダー)に交換しますが5分もかかりません。
ライトカウルはホンダ顔のCRM250です。
発電容量があるので60W相当の35Wバルブはアイドリングでも暗くなりません。
H4も使えますが、重くなることを嫌ってXRのノーマルライトです。夜でも十分走れます。
さらにウインカーは前後が交互に点燈するようにしてあります。
メーターは新たに取り扱うようになったラリーメーターです。
定番のICOより安価でスピード、距離、タイムが同時表示されるので便利ですが、17ある機能をマスターするのが大変そうです。
ラリーメーターの取り付け説明書にはローターの穴に付属のエポキシ樹脂で固定 して、センサーはキャリパー側に付けることになっていましたが、脱落がイヤなのでボルトにマグネットを埋め込みました。
センサーが前側に付きますがディスクカバーが装着されているので良しとしました。
交流レギュレーター・ウインカーリレー・ホーンを一つのプレートにマウントしてあります。
電気的な制御はこれだけです。
ホーンの回路には直流に変換する整流器(ホーンレクチュ ファイヤー)を介しています。
レース時はこのプレートごと外してしまえば簡単です。
ホーンを低い位置に付けると水・泥で壊れたり、レギュレーターをフレームの奥まったところにつけると熱的に苦しくなったりするので・・・
当社のワイヤーハーネスとあわせてハイブリットの結論です。
取り付いてる部品が汚いのは中古品なので、ご勘弁を。
公道モデルで絶対必要なスタンドは、ステップブラケットを利用して作ったサイドスタンドです。
走行時に高く跳ね上がり轍に入ったときに抵抗ならずに、外へのはみだしを最小に、そしてスイングアームに干渉しないことが条件です。
軽く簡単なのはムースなどで販売しているアルミ製のスイングアームマウントのサイドスタンドです。
今回はありあわせの材料で作ってみました。
クローズドコースのレース時はステップブラケットをノーマルにすだけでOKです。
 

まだまだつづきます・・・